背景
- ・サプライチェーンの変化により収益性の低下が続き、事業の方向転換が経営課題となっていた
- ・経営者は転換の必要性を頭では理解していたが、決断に踏み切れないまま半年以上が経過していた
- ・創業メンバーへの影響や既存顧客との関係など、転換への不安(現状維持バイアス)が、意思決定を複雑にしていた
課題
- ・「転換すべきか」という問いに答えが出せず、同じ思考をループさせる状態に留まっていた
- ・経営的な合理性と、創業以来の事業への想いの間で判断軸が定まらず、誰かに「正解」を求める状態に陥っていた
- ・組織への影響を考えるほど決断が遠のき、「決断できない自分」への焦りと自己否定が増していた
アプローチ
- ・「転換すべきか」という問いの答えを探すのではなく、「誰のため、何のため」という本質的な問いから対話を始める
- ・経営的な合理性と感情的なメンタルブロックを分け、それぞれに向き合う内省の場を設ける
- ・クライアント自身の言葉で、転換の意味と覚悟を語れるまで、問いを重ねる
実施内容
- ・週次セッションを通じ、判断の前提にある価値観・恐れ・期待をひとつずつ言語化
- ・「合理性を脇に置き、無邪気に選べるとしたら、何を選ぶか」という問いで、本音の優先順位を引き出す
- ・転換後のビジョンを自身の言葉で描き、経営メンバーに伝える練習をセッション内で行う
成果
- ・経営者自身が転換の判断を下し、理由と覚悟を自身の言葉で語れるようになった
- ・経営メンバーへの宣言と事業計画の見直しを、自らのイニシアティブで実行
- ・「誰かに決めてもらいたかったのではなく、自身の中に"想い"という答えがあった」との気付きが、意思決定に繋がった